「ヴィルモシュ・サバディ&岩崎由佳 デュオコンサート」への感想文をいただきました。

1月28日のコンサートにいらしてくださったお客様から、下記のようなうれしい感想文をいただきました。ご本人様から了解をいただきましたので紹介させていただきます。

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今回のリサイタルは、演奏機会の必ずしも多くないハンガリーの作品の紹介に重点が置かれつつ、誰もが知る名曲も織り交ぜられている、幅広い層を満足させる絶妙な選曲がされていたと思います。個人的には、自身の個性を確立しようとしてもがく姿が見える、バルトークの若書きのヴァイオリン・ソナタが特に印象的でした。

 そして今回とても興味深く思ったのは、つい髪を振り乱して必死な形相で演奏される姿を想像してしまう「ジプシー風」の音楽を奏でるサバディさんの演奏姿が、とてもクールであったことです。しかし出てくる音楽は、その音楽の特質を不足なく表現している「熱い」ものであったということが、とても絵的に面白いものでした。

 我々日本人からすれば非日常の世界である「汗」や「涙」や「情熱」は、ハンガリーの人とっては全て血肉化・内面化され、我々よりははるかに「普通」に存在するものであるのかも知れない、という思いを会場で巡らせていました。そして、丁寧で折り目正しく、歌心に溢れた岩崎由佳さんのピアノに出会えたことも大きな喜びでした。またの演奏の機会を心待ちにしております。

 TH様(会社員)

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